Stuck in BIOS Loop - Razer Blade Stealth 13.3
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TLDR
ラップトップの電源が勝手に落ちて再起動時に自動的に BIOS に入り、 BIOS から抜け出せなくなった。
背面のカバーを取り外し、SSD を押しつけると通常通り起動できるようになった。
SSD の接触が悪いと PC 起動時に自動的に BIOS に入ってしまうという話がインターネットで散見されたが、 SSD を指で押し込めという具体的なアドバイスは見なかったので記しておく。個人的にこれは完璧な解決策だとは思わない。
以下詳細
環境
Razer Blade Stealth 13.3", Windows 10
状況
使用中に電源が勝手に落ちて、起動すると自動的に BIOS に入ってしまう現象が何度か起きた。最初のころは案内に従って BIOS を終了すれば Windows を起動できていた。これを何度か繰り返して、最終的に BIOS を終了しても再び BIOS に入る無限ループになった。
やったこと
- 修理してもらえないかヘルプセンターに確認。購入から4年近く経っているためサポート期間が終了していた。
- 電源を入れて BIOS が立ち上がる前にエンターキー連打。ネットのどこかで見た手法だが効果はなかった。
- SSD を指で押しつける。直った。
「3. SSD を指で押しつける」の詳細
いま調べると BIOS の Advanced/NVMe Configuration から SSD の接続が確認できるようなので、この方法を試す前に SSD が BIOS に認識されていないことを確認したほうがいい。
SSD に変な静電気を加えたくないので作業前に手を洗った(流水はクソでかいグラウンドだと思ってる)。
六角星型ドライバー T5-50 で背面のカバーのネジを取り外した。Razer Blade Stealth 13.3 はカバーに1か所プラスチックの爪があり、カバーを水平に回転させると取り外せた。
SSD は放熱シートで覆われておりよく見えないが、放熱シートの上から指で軽く押した。
電源を入れてみると、一瞬 Windows が起動し、再び BIOS に突入した。
久しぶりに Windows が起動したのを見たので方針の正しさの確証を得て、再度背面のカバーを開き、今度はより強い力で念入りに SSD を基板に押しつけた。
背面カバーを閉じ電源を入れると Windows が起動し、いまのところ電源が落ちたり再起動時に BIOS に突入する問題は再発していない。
SSD は PC 使用時の体勢で下から張り付く形でマザーボードに固定してあり、今回問題となった接触不良の観点では不安定だと言えるので、今回の解決策ではしばらくするといつかまた問題が再発する気がする。
持ち運ぶ際は背面カバーを外すドライバーの携帯が必須である。
追記
同じ机で複数のラップトップを代わる代わる使うために毎日ガシャガシャ動かすせいでやはり同じ問題が再発した。
BIOS の Advanced を見ると "No NVME Device Found" となっていて、あるはずの SSD が認識されていない。
同じ処置を施しても定期的に問題が再発するのは面倒なので、キッチンペーパーを小さく切って折り畳み適切な厚さにしたものを SSD と背面カバーの間に挟み SSD が常に基板に押し付けられる状態にした。この世には SSD と背面カバーの間に挟むキッチンペーパーの厚さの適切さというものがある。排熱が心配?兄ちゃん、肉を切って骨を断つんやで。